アートワークno.4 宮島達男《Opposite Vertical on Pillar 233651series》

宮島達男
Tatsuo Miyajima

1957年、東京都生まれ。
発光ダイオードが数字を刻むように点滅する作品によって、独自の世界観を表現することで知られています。

当館では、エントランスロビーの中心に、発光ダイオードの点滅による、美術館の鼓動を象徴する光の柱《Opposite Vertical on Pillar 133651series》を設置しています。
美術館の天井と床、つまり天と地をつなぎ建築全体を貫くこのLEDの柱は、いわば新たな世界の源としての「生命の樹」を表現しています。
終わりなき鼓動を刻み続ける、動脈としての赤と静脈としての緑のLEDは、生への意思が美術館の中に息づき、都市に溢れる生の気配がそこから発されていることを物語っています。

宮島達男《Opposite Vertical on Pillar 233651series》2002年、熊本市現代美術館

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