アートワークno.1 ジェームズ・タレル《Milk Run Sky》

ジェームズ・タレル
James Turrell

1943年、アメリカ/ロサンゼルス生まれ。
光のアーティストとして知られ、眼だけでなく、五感に響く神秘的な空間を作り出します。

当館では、《Milk Run Sky》という作品が美術館のメインルームであるホームギャラリー(美術図書室)に光の天蓋として設置され、光の図書館を演出しています。
タレルは戦後まもなく、飛行機のパイロットとして、往路は郵便配達、帰路は生乳を回収する「ミルク・ラン」をしていました。その訪問地周辺はよく霧が立ちこめ、飛行機の上をおおう雲の層との間を太陽が照らすと、美しい光を生み出したそうです。この作品は、その時出会った光景にインスピレーションを得て制作されました。

ジェームズ・タレル《Milk Run Sky》2002年、熊本市現代美術館

昼間はブルーの光で満たされていますが、毎夜19:30から19:45までの15分間には光の色がゆっくりと移り変わっていく時間を楽しむことができます。

画像:少しずつ変化する光の色の移り変わりを楽しむことができます

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