2011年夏、第8回ヒロシマ賞受賞記念展を開催します
ヒロシマ賞は、現代美術の分野で人類の平和に貢献した作家の業績を顕彰し、世界の恒久平和を希求する「ヒロシマの心」を現代美術を通して広く世界へとアピールすることを目的として、広島市が1989年に創設したものです。
3年に1回授与されるこの賞は過去7組のアーティストが受賞、第8回目のヒロシマ賞受賞者にはオノ・ヨーコ氏が決定しています。
2011年7月には第8回ヒロシマ賞の授賞式を行い、あわせて、当館において「第8回ヒロシマ賞受賞記念 オノ・ヨーコ展」を開催します。
現在、展覧会開催への準備を進めており、広島と長崎に捧げるというテーマのもと、本展のための新作も発表される予定。
ぜひご期待ください。
オノ・ヨーコ
Photo by Charlotte Muhl and Sean Lennon, 2009
Courtesy of Yoko Ono
＜受賞にあたってのコメント＞
人類の叡智の力を信じましょう
ヒロシマとナガサキは、人類がその歴史のなかで体験した最大の悲劇のひとつです。
この悲劇は、私たち人間が自ら作り出したものなのです。それ故、その根源を断ち切る叡智も私たちは持っているのです。
私は、その叡智の力を、ここヒロシマで皆さんに一緒に考えてもらいたいと思います。それは、念願だけで山を動かすこともできる凄い力なのです。
そして、私のアート作品を通しても世界の人々に、そのことをヒロシマから訴えたいと思います。叡智の力で世界を救いましょう。ありがとう、ヒロシマの皆さん、愛しています。
オノ・ヨーコ
●授賞決定理由について、作家について、ヒロシマ賞について…
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/main/hiroshima_art_prize.html