<特別展>殿敷侃:逆流の生まれるところ


《手》1976年 下関市立美術館蔵

「原爆の画家」「環境アーティスト」と呼ばれて。
彼は何に苦悩し、何に抗い、何を引きうけたのか。

広島出身の作家、殿敷侃(とのしき・ただし)(1942-1992)は、両親と自らの被爆体験に向き合い、独学で始めた絵画や、版画作品での細密描写で注目を集めました。その後、現代の消費社会へと向けられた問題意識に基づき、廃棄物や漂流物を素材としたダイナミックなインスタレーションを展開させます。そして、さらなる活躍が期待されるなか、50歳の若さでこの世を去りました。没後25年を迎える殿敷の活動を振り返り、今日におけるその意義をさぐります。

:::::: 展覧会の詳細は下記ウェブサイトをご覧ください ::::::
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/tadashi_tonoshiki/

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会期 2017年3月18日(土)~5月21日(日)
開館時間 10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(ただし3月20日は開館)、3月21日(火)
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<関連プログラム>
講演会
日時:2017年4月8日(土)14:00~15:30
講師:十二代 三輪休雪氏(陶芸作家)
※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要

講演会
日時:2017年4月29日(土)14:00~15:30
講師:柿木伸之氏(広島市立大学准教授・哲学、美学)
※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要

ワークショップ 「シルクスクリーンを体験してみよう」
日時:2017年4月23日(日)13:30~17:00
講師:斉藤伸三氏(スクリーン印刷・殿敷侃制作協力者)
定員:20名/参加無料
※要事前申込(締切:4/9)、申込多数の場合は抽選

学芸員によるギャラリー・トーク
2017年3月18日(土)、5月7日(日)14:00~15:00
※要展覧会チケット、事前申込不要

アートナビ・ツアー
毎週土曜日、日曜日、祝日 11:00~および14:00~
(学芸員によるギャラリー・トーク開催時は除く)
※要展覧会チケット、事前申込不要


《HYDROGEN BOMB(2)》1981年 広島市現代美術館蔵


《タイヤの生る木[Plan.7]》1991年 写真:中本修造

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