<特別展>[被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作]第2部 俯瞰の世界図


山口晃《Tokio 山水(東京圖2012)》(部分)2012年 photo:木奥恵三 Courtesy of MIZUMA ART GALLERY

被爆70周年を迎える2015年、広島市現代美術館では「ヒロシマを見つめる三部作」と題し、原爆被害をうけた広島の過去を振り返り、復興の軌跡を見つめ、「今」そして「これから」を考える、3つの異なる視点に基づいた展覧会を連続開催します。

70年前の8月、原爆投下という惨劇に見舞われた広島では、高台から撮影された写真などによって、壊滅の実状が明らかにされました。その後、建築家の丹下健三によって平和記念公園を含む都市計画として提示された、鳥の目で俯瞰したプランは、広島が平和都市として象徴的な存在となっていくための未来へのビジョンを明示しました。本展では、空から見つめた喪失と再生、二つの広島の姿を出発点として、ある対象を高みから一望する「俯瞰」の視点でとらえた都市や場所の過去を振り返り、現在を見つめる表現を紹介します。

:::::展覧会の詳細は下記ウェブサイトをご覧ください:::::
http://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/birds-eye_view/

会期:2015年10月10日(土)~12月6日(日)
開館時間:10:00~17:00※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日※10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館。10月13日(火)、11月24日(火)は休館

<関連プログラム>

●ニパン・オラニウェー アーティスト・トーク
日時:2015年10月10日(土)14:00~15:30
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
定員:80名
※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要、逐次通訳付

●山口 晃 アーティスト・トーク
日時:2015年10月11日(日)14:00~15:30
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※要展覧会チケット(半券可)
※事前申込不要(当日10:00より受付にて整理券を配布します)

●キッズ・ワークショップ「鳥瞰図を描いてみよう!」
日時:2015年11月3日(火・祝)14:00~16:00
講師:岡本直樹(鳥瞰図絵師/イラストレーター)
会場:1階エントランス
定員:20名
対象:小・中学生(小学3年生までは、必ず保護者同伴)
※参加無料
※要事前申込、申込多数の場合は抽選
[10月23日(金)必着、申込方法など詳細は下記から]
http://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/birds-eye_view/

●学芸員によるギャラリー・トーク
日時:2015年10月12日(月・祝)、12月5日(土)14:00~15:00
※要展覧会チケット、事前申込不要


林重男《広島県商工経済会屋上から南方向》1945年 広島平和記念資料館蔵


丹下健三《広島平和記念公園平面図写真》広島市公文書館蔵


マシュー・デイ・ジャクソン《1945年8月6日》2008年 個人蔵 Courtesy of GRIMM


本城直季《東京 2005》2005年 作家蔵 Courtesy of nap gallery

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