次回展のお知らせ:『IN SITU-1』

エスパス ルイ・ヴィトンでは、パリ、東京、ミュンヘンの3カ所にて、共同プロジェクト「IN SITU – 1」を開催いたします。エスパス ルイ・ヴィトン初となるオープンアトリエ形式の本エキシビションでは、世界的に活躍する女性アーティストが参加し、自由に作品を制作します。

鑑賞者はそこで創作プロセスの全行程──作品のインスピレーションから完成に至るまで──を目の当たりにし、アーティストとのユニークな出逢いを体験することになるでしょう。今年6月から開催されているパリを皮切りに、東京とミュンヘンでも、9月から 2015年1月にかけて開催されます。

「IN SITU – 1」は、エスパス ルイ・ヴィトンがさまざまなレベルで進めている、革新的なアートの形式を表現したものです。ルイ・ヴィトン代表取締役会長兼CEOのマイケル・バークは「クリエーションに対する揺るぎない情熱はずっとルイ・ヴィトンの中核を占めてきました。そこから、どのように新しい作品が形となっていき、そのクリエイティブなプロセスが共有されるか、というアイデアが生まれたのです」と語っています。第1弾では、あらゆるクリエイティブな分野で活躍する優れた女性にオマージュを捧げるというメゾンの方針を継続して、3名の女性アーティストが選出されました。

パリのエスパス キュルチュレル ルイ・ヴィトンでは、アメリカ人アーティストのアンドレア・バワーズ(Andrea Bowers)を、エスパス ルイ・ヴィトン東京では、韓国人アーティストのソ・ミンジョン (Min-Jeong Seo)を、そしてエスパス ルイ・ヴィトン ミュンヘンでは、マレーシア人アーティストのシムリン・ギル(Simryn Gill)をそれぞれ迎えます。ソ・ミンジョンとシムリン・ギルの2人にとって今回の「IN SITU – 1」は、日本とドイツでそれぞれ開かれる、初めての大規模な個展となります。3人のアーティストは、さまざまな表現技法を駆使して作品に取り組みます。それぞれの空間をどのように変えていくかは、完全に各人の自由に任されており、全員が、各地で文字通りの「ブランクページ(白紙状態)」からスタートすることになります。

エスパス ルイ・ヴィトン東京で制作を手掛けるソ・ミンジョンは、時(瞬間、過去、あるいは未来)の概念や、生の儚さと不確定性を詩的に表現する作家として知られていますが、今回のプログラムでどのような世界を表現するかはまったく明らかになっていません。エキシビション開始後、約3ヶ月にわたり、作家自身の心境の変化はもちろん、光溢れるガラス張りの空間やそこから見える東京の景色、さらには来場者とのコミュニケーションなどさまざまな要素に影響や刺激を受けながら未知なる作品、そして1つの空間を創り上げます。なお、会期中は作家の世界観への理解をより深め、創作の経験を共有するためにアート・トークをはじめ、子供や学生向けのワークショップなどさまざまな企画が予定されています。また、会場内の特設コーナーでは、パリおよびミュンヘンのエスパス ルイ・ヴィトンにおけるアンドレア・バワーズ、シムリン・ギルの作品制作風景もご覧いただけます。

エスパス ルイ・ヴィトン東京
ソ・ミンジョン (Min-Jeong Seo)
2014年9月13日(土) 〜 2015年1月4日(日)
オープンアトリエ期間:2014年9月13日(土) 〜 11月28日(金)
完成作品の展示期間:11月29日(土) 〜 2015年1月4日(日)

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