スペインのメディアがキャパ代表作に疑義

報道写真の巨匠、ロバート・キャパ(1913-54)がスペイン内戦を取材した際の代表作『人民戦線兵士の死』(1936)に、ねつ造の疑いがあるとスペインの電子新聞『El Periodico de Catalunya』が17日に報じた。この疑惑は過去にも幾度か取りただされたが、今月6日よりカタルーニャ美術館で開催されているキャパの展覧会『This Is War: Robert Capa at Work』のために同紙が始めた調査結果は、銃弾に倒れる瞬間の兵士を捉えたこの写真が実際に撮られた場所は、撮影地とされているムリアーノ村から10km離れた街エスペジョ近郊であると主張している。

This Is War! Robert Capa at Work
7.6 – 9.27
Museo de Arte de Cataluña(バルセロナ)
http://www.mnac.cat/exposicions/exp_presents.jsp?lan=001&actualPage=1

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