アジア・アート・アワード初代受賞者発表

■Award


アピチャッポン・ウィーラセタクン「ナブアの亡霊」2009年
© Apichatpong Weerasethakul  Courtesy SCAI THE BATHHOUSE

第1回アジア・アート・アワードが発表され、タイ出身のアーティスト、アピチャッポン・ウィーラセタクンが受賞した。同賞は、アジア地域の若手作家(40歳まで)をサポートするシステムを提供し、アジア現代美術の位置を再定義する目的で設立されたもの。各国から選出された6組の最終候補者の中から、受賞者が決定された。1970年、バンコク生まれのウィーラセタクンは、映画監督として国際的に知られる一方、アートの世界でも映像表現を軸に高い評価を得ている。現在、ファイナリストたちの作品を紹介する展覧会がSoma美術館(ソウル)にて6月6日まで開催中。日本からはChim↑Pomが参加している。

なお東京のSCAI THE BATHHOUSEでも、4月17日までウィーラセタクンの個展を開催中。受賞対象となった映像作品『ナブアの亡霊』も観ることができる。

アジア・アート・アワード
http://www.asiaartawardforum.com/english/html/award/award_01.html

SCAI THE BATHHOUSE
http://www.scaithebathhouse.com/

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