現代美術の展望「VOCA展2010－新しい平面の作家たち－」
3月14日（日）〜30日（火）
上野の森美術館
三宅砂織「内緒話」 145×165×5cm、ゼラチンシルバープリント
撮影：©上野則宏
「国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援」を目的に、平面作品の新作出展という形で1994年より毎年開催されている展覧会。過去の出品作家には、福田美蘭、やなぎみわ、村上隆、会田誠、蜷川実花らも含まれ、40才以下の若手作家の登竜門として定着している。17回目となる今回は、VOCA賞を獲得した三宅砂織をはじめ、35名の作家が多様な表現方法による力作を出品。ゆらめきやうつろい、不安感を感じさせる具象表現が数多く見られるのは、時代の空気の投影でもあるだろうか。