天明屋尚:風流(ふりゅう)

12月16日(水)〜2010年1月30日(土)
ミヅマアートギャラリー(市ヶ谷田町)


『思念遊戯』2009年 アクリル絵の具、金箔、木 180×165.5cm
Courtesy Mizuma Art Gallery

「ネオ日本画」を標榜する平成の絵師が、ミヅマアートギャラリーの新スペースにおける個展一番手を務める。タイトルにある「風流」(ふりゅう)は「ふうりゅう」とは異なり、人を驚かせるために華美な趣向を凝らした意匠を指すという。室町時代、江戸時代など、時代を超えて日本の歴史を彩ってきた絢爛豪華な——ときにいわゆる正統派からは距離をも置かれるような——美学に共鳴する作家は、今回は粋な刺青を背負った男たちをモチーフに作品群を展開。金箔を背に闘う2人の男、宮本武蔵の『五輪書』に想を得たという5枚組みの作品など、独特の美意識と、創意を凝らした装飾とで新境地に挑む。

詳細:http://mizuma-art.co.jp/

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