宮本隆司:草・虫・海

9月18日(金)~10月17日(土)
Taro Nasu(東神田)


「Kobe 2008 bugs」2008年

日本国内での個展は2006年以来となる今回、ピンホール写真1点と新作フォトグラム約20点を展示する。印画紙に被写体を置いて感光させるフォトグラムには、夏の虫やオウム真理教のサリン工場跡地に生えていた草を写した。箱にあけた針穴を通る光によって内側の印画紙を感光させるピンホール写真では、感光させた箱の内部を平面に展開して見せる。いずれも被写体に向けてシャッターを切る作品と手法は異なるが、壊れゆく建築空間を撮影した同作家のシリーズに通ずる、栄枯盛衰のテーマを感じさせる。

詳細
http://www.taronasugallery.com/

ART iTフォトレポート:青木淳 『夏休みの植物群』TARO NASU
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