トム・サックス「ザ・クローラー」2003年 Galerie Thaddaeus Ropac,
Paris/Salzburg, 撮影：Philippe Servent
宇宙と芸術展−かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ−
2016年7月30日（土）-2017年1月9日（日）
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間：10:00-22:00（火曜は17:00まで）入館は閉館30分前まで
会期中無休
企画：南條史生（森美術館館長）
椿玲子（森美術館アソシエイト・キュレーター）
森美術館では、宇宙に関する古今東西ジャンルを超えた多様な出展物約200点からなる展覧会『宇宙と芸術展−かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ−』を開催する。
本展は、「人は宇宙をどう見てきたのか」「宇宙という時空間」「新しい生命観−宇宙人はいるのか？」「宇宙旅行と人間の未来」の４つのセクションを通じて、未来に向かっての新たな宇宙観、人間観の提示を試みている。まず、「人は宇宙をどう見てきたのか」では東西の神話・宗教美術作品や貴重な天文学資料などを通して、人類の歴史的な宇宙観の一端を紹介。続いて、「宇宙という時空間」では、イギリスのアーティスト・デュオ「セミコンダクター」が数多の太陽活動の記録映像に太陽光の強度で表現した音を重ねた３チャンネル・ビデオ・インスタレーションや、コンラッド・ショウクロスが天文学的時間を表現したキネティック・インスタレーションといったスペクタクルな作品などを紹介。「新しい生命観−宇宙人はいるのか？」では人間が想像してきた宇宙人像や最先端の遺伝応学やA.I.技術などに言及する作品を集めて紹介。最後の「宇宙旅行と人間の未来」ではこれからの人間と宇宙との関係や人間の生き方の行方など未来を描いた作品が並ぶ。
会期中には、さまざまな領域で活動する専門家やアーティストによるシンポジウムやトークセッションなどを開催。なお、同時開催の「MAMスクリーン004：宇宙から地球を観る」では、『宇宙と芸術展』と連動した内容のプログラムを前後期の二期制で、トム・サックスや瀬戸桃子、山本高之（前期のみ）、ホー・ツーニエン（後期のみ）ら全12作品を上映する予定（企画：椿玲子）。
セミコンダクター「ブリリアント・ノイズ」2006年
関連企画
トークセッション「知と宇宙観をめぐる旅」
出演：アルベルト・ロッカ（アンブロジアーナ図書館・絵画館館長）
竺覚暁（金沢工業大学ライブラリーセンター館長）
モデレーター：南條史生（森美術館館長）
2016年7月30日（土）14:00-16:00（開場：13:30）
会場：森美術館オーディトリアム
定員：80名（要予約）、無料（要展覧会チケット）
※日英同時通訳付
アーティストトーク
出演：ビョーン・ダーレム、コンラッド・ショウクロス、セミコンダクター、ジア・アイリ（贾蔼力）、パトリシア・ピッチニーニ、マリア・グルズデヴァ
2016年7月30日（土）18:00-20:00
会場：森美術館展示室内
定員：30名（要予約）、無料（要展覧会チケット）※申込終了
シンポジウム「科学者と読み解く『宇宙と芸術展』」
出演：的川泰宣（宇宙航空研究開発機構（JAXA）名誉教授）、渡部潤一（国立天文台副台長・教授）、野村仁（アーティスト）、猪子寿之（チームラボ代表）
2016年8月20日（土）14:00-16:00（開場：13:30）
会場：アカデミーヒルズ（六本木ヒルズ森タワー49階）
定員：300名（要予約）
料金：一般3,500円、MAMCメンバー無料
※当日プログラム参加者の方に展覧会チケット1枚贈呈。
申込：一般/a>｜MAMC個人｜要MAMC法人
※手話同時通訳の利用希望者は8月11日（木）までに「ppevent-mam@mori.co.jp」に連絡
トークセッション「芸術のなかの宇宙観」
出演：泉武夫（東北大学大学院文学研究科教授）、篠原資明（高松市美術館館長、京都大学名誉教授）、向山喜章（アーティスト）、前田征紀（アーティスト）
モデレーター：椿玲子（森美術館アソシエイト・キュレーター）
2016年10月4日（火）19:00-21:00（開場：18:30）
会場：80名（要予約）、無料（要展覧会チケット）
申込詳細は後日、公式ウェブサイトで発表
「両界曼荼羅」鎌倉時代（14世紀）所蔵：三室戸寺、京都
Left：ヴォルフガング・ティルマンス「金星の日面通過」2012年 所蔵：ワコウ・ワークス・オブ・アート Right：コンスタンチン・ツィオルコフスキー「手稿（『宇宙旅行アルバム』より）」1933年 所蔵：ロシア科学アカデミー・アーカイブ（ARAS）ARAS. F. 555. File 84. Sheet 15.