杉本博司『アートの起源｜建築』
3月6日（日）-5月15日（日）
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://mimoca.org/ja/exhibitions/2011/sugimoto_architecture/
昨年11月に始まった１年をかけ杉本博司を４つの異なるキーワードによって紹介していくプロジェクトの第２弾。前回の「科学」に引き続き、今回のキーワードは「建築」。本展は、焦点距離を「無限の倍」にずらして建築を撮影したシリーズのほか、当麻寺三重塔の古材と写真作品を用いたインスタレーションや立体作品などによって構成される。杉本がいかに構造や空間を捉え、作品へと昇華させてきたのかの手がかりが提示されるとともに、アートの起源、ひいては人間の意識の起源としての「建築」を問いかける展覧会となるだろう。
関連プログラムとして建築家の谷口吉生との対談、担当キュレーターによるキュレーターズ・トークが企画されている。