ドイツ証券取引所写真賞2011、ジム・ゴールドバーグが受賞

2011年4月26日、ロンドンのフォトグラファーズ・ギャラリーはアメリカ人写真家ジム・ゴールドバーグへのドイツ証券取引所写真賞2011の授与を発表した。
ジム・ゴールドバーグは大判、中判カメラで撮影された写真にポラロイドやビデオ、テキストなどを織り交ぜた展示を行う。今回の受賞はヨーロッパに新たな生活を求めて移り住む難民や移民を記録した「Open See」というシリーズを発表した同ギャラリーでの展覧会が対象となった。
1996年に同ギャラリーが創設した写真賞は国際的に最も有名な写真賞のひとつであり、前年にヨーロッパ内で行われた展覧会や出版物の中から、写真というメディウムに対する多大な貢献を果たした写真家が対象となる。15回目となった今回はジム・ゴールドバーグのほか、トーマス・デマンド、ロー・アスリッジ、エラッド・ラスリーがノミネートされていた。過去のグランプリ受賞者にはアンドレアス・グルスキー、リネケ・ダイクストラ、ボリス・ミハイロフ、先月ハッセルブラッド国際写真賞を受賞したワリッド・ラードなどがいる。なお、同ギャラリーは現在改装工事中のため、ノミネート作品の展示はウェストミンスター大学内のAmbika P3にて行われている。

The Photographers’ Gallery: http://www.photonet.org.uk/

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