第18回岡本太郎現代芸術賞

2015年2月2日、財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団および川崎市岡本太郎美術館が主催する第18回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)を含む各賞の受賞者が発表された。最高賞の岡本太郎賞はYotta(木崎公隆、山脇弘道)が受賞。岡本敏子賞には久松知子、特別賞には江頭誠、藤村祥馬、佐野友紀、村井祐希がそれぞれ選出された。

同賞は、既成の価値観に否定を突きつけ、圧倒的な行動力と批判精神で世界に対峙した故岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」を問うべく創設された。太郎賞には200万円、敏子賞には100万円、特別賞には総額50万円が贈られる。今回は672点の応募の中から各賞受賞者を含む27名(組)のアーティストが入選を果たした。審査員を務めたのは、椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)、平野暁臣(空間メディアプロデューサー、岡本太郎記念館館長)、北條秀衛(川崎市岡本太郎美術館館長)、山下裕二(美術史家、明治学院大学教授)、和多利浩一(ワタリウム美術館キュレーター)。

川崎市岡本太郎美術館では、受賞者および入選者の作品を4月12日まで展示している。会期中には、岡本太郎賞受賞のYottaを含む出品作家のパフォーマンスやギャラリートークを開催。3月22日まで来館者による投票も実施している。出品作家は下記の通り。
吾妻吟、足立篤史、石井明日香、石塚嘉宏、石山哲央、江頭誠、楷の会 林楷人、菊谷達史と四井雄大、Kyohei Sugiyama、金藤みなみ、構想計画所、佐野友紀、澤井昌平、謝花翔陽、豊福亮、楢木野淑子、久松知子、平林貴宏、藤村祥馬、牧田愛、的野真祐、三井淑香、村井祐希、森村誠、山崎広樹、湯川洋康・中安恵一、Yotta(50音順)

岡本太郎現代芸術賞:http://www.taro-okamoto.or.jp/taroaward.html

「第18回岡本太郎現代芸術賞」展
2015年2月3日(土)-4月12日(日)
川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/

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