札幌国際芸術祭2014、参加アーティスト追加発表

2014年5月22日、創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会は、7月19日から開催される「札幌国際芸術祭2014(SIAF2014)」に参加するアーティストとして、スーザン・フィリップスやイアン・ウィルソンらの追加発表を行なった。

スーザン・フィリップスは1965年グラスゴー生まれ。自分自身の歌唱による民謡やポップス、革命家をホーンスピーカーで流す作品など、サウンドを使用した実践で知られる。ドクメンタ13(2012)をはじめ、数多くの国際展に参加。2010年にはターナー賞を受賞している。来年開催されるPARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015への参加も発表されている。SIAF2014では、札幌芸術の森野外美術館敷地内にある樹木に囲まれた「北斗まんだら」の空間にて、6chのサウンド・インスタレーション「カッコウの巣」(2011)を展示する。

イアン・ウィルソンは1940年ダーバン(南アフリカ)生まれ。コンセプチュアル・アーティストとして知られるウィルソンは、美術の形式としての口語に関心を抱き、1968年以降、自ら「ディスカッション」と称する、映像、音による記録を一切とらない対話による作品などを発表している。ウィルソンは、同時期に開催されるヨコハマトリエンナーレ2014と相互に協力する企画事業として両芸術祭で作品の発表を行なう。

また、札幌大通地下ギャラリー500m美術館で行なわれる「北海道のアーティストが表現する「都市と自然」—時の座標軸—」に参加する北海道、札幌にゆかりのある坂東史樹、藤木正則、今村育子、神谷泰史、宮永亮、中嶋幸治、楢原武正、Hidemi Nishida、鈴木悠哉、谷口顕一郎、土田俊介、山田良の16名が発表された。

同芸術祭はゲストディレクターに坂本龍一を迎え、「都市と自然」をテーマに7月19日から札幌市内全体を舞台に開催される。参加アーティスト一覧は公式ウェブサイトを参照。

札幌国際芸術祭2014:https://www.sapporo-internationalartfestival.jp/

札幌国際芸術祭2014
2014年7月19日(土)-9月28日(日)
北海道立近代美術館、札幌芸術の森美術館、札幌駅前通地下歩行空間、札幌大通地下ギャラリー500m美術館、モエレ沼公園、札幌市資料館、北海道庁赤れんが庁舎、ほか

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