ポンピドゥーセンター・メッツ オープン

5月12日、ポンピドゥーセンターがフランス東部メッツ市に初めての分館となるポンピドゥー・メッツをオープンした。坂茂とジャン・ドゥ・ガスティンによる建築は流線形なファサードとアシメトリーな形状が特徴的。こけら落としは「名作?」と題された展覧会で、パリのポンピドゥーセンター、国立近代美術館のコレクションを中心として20世紀の美術史を検証する。フランスではこうした分館の設立が政府を中心としてすすめられており、ルーヴル美術館は2012年、北フランスにあるロンス市に分館をオープンする。こちらの建築はSANAA(妹島和世、西沢立衛)で、ポンピドゥー・メッツに続いて日本人作家がフランスの国立美術館の分館の設計をおこなうこととなる。

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