シンガポールにギャラリーディストリクト新設

2012年1月12日、シンガポール経済開発庁(EDB)、JTCコーポレーション(JTC)、そして国立芸術協議会(NAC)の3つの政府機関が、市内に新たに設置されるギャラリーディストリクトであるギルマン・バラックスの詳細を発表した。アジア太平洋地域のギャラリーがシンガポール側からの提案を受け、応募をし、審査を経て、最初のテナントとして13の現代美術ギャラリーが選ばれた。FOST Galleryを除いては、シンガポール支店という形となる。

アジアを中心とした13のギャラリーは下記のとおり:

1. Equator Art Projects(インドネシア)
2. FOST Gallery(シンガポール)
3. Future Perfect(オーストラリア)
4. Kaikai Kiki Gallery(日本)
5. ミヅマアートギャラリー(日本)
6. OTA FINE ARTS(日本)
7. Pearl Lam Galleries(中国)
8. ShanghART Gallery(中国)
9. Silverlens Gallery(フィリピン)
10. Space Cottonseed(韓国)
11. Sundaram Tagore Gallery(アメリカ)
12. The Drawing Room(フィリピン)
13. 小山登美夫ギャラリー(日本)

以上のギャラリーは、ギルマン・バラックスの14棟の建物のうち5棟に開廊する。現在はまだ改装中であり、2012年の第2四半期にオープンする予定。元は1936年の軍隊のバラックであった地区の歴史的建造物を改修し、雰囲気を保つかたちで再利用する。

また、同地区内にコンテンポラリーアートセンター(CCA)シンガポールも開設される。2011年より開始したアートステージ・シンガポールと併せて、香港と並びアジアのアートマーケットを牽引することを狙う同国政府の動きがここにも見られる。

Gillman Barracks
http://www.gillmanbarracks.com

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