第4回北九州国際ビエンナーレ

今年で4回目を迎える北九州ビエンナーレは、前々回、前回と続いた「移民」に代わり、「i(information)」をテーマにワールド・ツアーとして北九州のほか、ベルリン、釜山、東京、シンガポールなど各地で展覧会やスクリーニング、シンポジウムなどを開催する。

北九州国際ビエンナーレは、近年世界各地で開催されている大型の博覧的な国際展の問題点や既存のアートの枠組みを批判的に検討しながら、北九州固有の歴史や地理的な条件を踏まえつつ、新しいアートの形を創造することを目的として2007年に北九州市門司港地区で始まった。今回は「i(information)」のテーマのもと、sms、デート・サイトのパートナー募集広告、フィッシング詐欺メイルから政府のプロパガンダまで、具体的な情報の断片を題材に各アーティストが制作、発表を行う。

参加アーティストには、共同ディレクターを務める古郷卓司、宮川敬一(もうひとりの共同ディレクターは社会学者の毛利嘉孝)のほか、フェデリコ・バロネッロ、マイク・ボード、チャン・ヨンヘ重工業、チャールズ・リム、ジョン・ミラー、ショーン・スナイダー、マルティーヌ・ネダム/ムシェット。

既にベルリンのZentrum für Kunst und Urbanistik(ZKU)でのスクリーニング・イベントを終え、釜山のスクリーニング・イベントと展覧会が開催中。9月28日からは北九州のGallery Soapでの展覧会がはじまる。なお、東京では10月5日に山谷労働福祉会館2階ホールにてスクリーニングとシンポジウムを予定している。

第4回北九州国際ビエンナーレ
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ベルリン
2013年8月9日(金)
ベルリンZKU

釜山
2013年9月7日(土)-9月14日(土)
釜山トタトガ・アーカイヴ・センター

北九州(第一部)
2013年9月28日(土)-10月31日(木)
Gallery Soap

東京
2013年10月5日(土)
山谷労働福祉会館

シンガポール
2013年10月22日(火)-12月8日(日)
プライベート・ミュージアム

北九州(第二部)
2013年11月2日(土)-12月7日(土)
Gallery Soap

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