公募|ISE NY 助成プログラム

ニューヨーク、ソーホーを拠点に30年以上に渡って、独創的で新しい発想を兼ね備えた現代美術の展覧会を支援してきたイセ・カルチュラルファンデーションNYが、キュレーターやアーティストが企画する意欲的な展覧会を支援する助成金制度「ISE NY 助成プログラム」を開始する。

新設された「ISE NY 助成プログラム」は、既に開催が決定している美術の展覧会を対象としたもので、申請者の人種、年齢、所在地だけでなく、展覧会開催の国や地域に対する限定はない。ただし、申請者はキュレーター、もしくはアーティストのみ、応募する展覧会のコンセプトと作品を語ることができる「展覧会の作り手」であることが必須条件となる。

助成金額は最高5,000ドル(※USドル立てのため、日本円での金額は受け取り時の為替ルートによって変動する)で、企画の規模や内容に合わせて個別に決定される。今回は2015年7月1日から12月31日の間に開幕する展覧会を対象としている。応募締切は、4月30日(必着)。そのほか、注意事項など詳細は公式ウェブサイトを参照。

イセ・カルチュラルファンデーションは1984年に設立された非営利団体。ニューヨーク、ソーホー地域にあるイセギャラリーを中心にキュレーターや若手アーティストの支援活動を続けている。主な活動として、アジア諸国のアーティストをアメリカで紹介する「アジア芸術シリーズ」、2002年からは「PEC(ペック)プログラム」と題したキュレーター向けの企画公募プログラム、「日米学生展覧会」(2005-2012)、「ISE NY Art Search」(2013-)がある。

イセ・カルチュラルファンデーションNY:http://www.iseny.org/

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