ブラム・アンド・ポーが東京に開廊

2014年9月19日、アメリカ合衆国西海岸を拠点にギャラリー運営を営むブラム・アンド・ポー(BLUM&POE)が、今年5月のニューヨークに続き、東京・原宿に支店を開廊する。こけら落しの展覧会として、ロサンゼルスを拠点に活動するデイヴ・ムラーの個展『Sublime Memory Garden』を開催する。

今回東京に出店するブラム・アンド・ポーは、1994年9月にティモシー・ブラムとジェフリー・ポーによりカリフォルニア州サンタモニカに設立された。2003年に約470平方メートルの工業用倉庫に拠点を移し、2009年には約2050平方メートルの工業用倉庫を購入、改築して現在も運営している。欧米だけでなく、日本や中国のアーティストにも着目し、90年代半ばより、奈良美智、村上隆を紹介しているほか、近年では、もの派を企画展で扱い、李禹煥、小清水漸、関根伸夫、菅木志雄、榎倉康二の個展も開催している。

東京での初の展覧会は、1964年サンフランシスコ生まれのデイヴ・ムラーを紹介する。音楽への深い関心に根差した作品制作を行なうムラーは、いかに音楽が私たちの日常に浸透し、生活を形づくり、そして、さまざまな文化間、文脈間での対話を可能にしているかに着目している。本展では、音楽界の経済の担い手であったロックンロールの興盛と衰勢を描いたドローイングからなるインスタレーションを発表する。ムラーの音楽への思いを、自然に結びつけた思索の庭が展示空間に描き出される。

デイヴ・ムラー『Sublime Memory Garden』
2014年9月19日(金)-11月15日(土)
ブラム・アンド・ポー
https://www.blumandpoe.com/
開廊時間:10:00-18:00
閉廊日:日、月、祝

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