横浜トリエンナーレ2014のタイトルが決定

2013年5月21日、横浜トリエンナーレ組織委員会は記者会見を行い、来年行なわれる『横浜トリエンナーレ2014』のタイトルを発表した。次回のトリエンナーレのアーティスティックディレクターである森村泰昌によるタイトルは、「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。
これはレイ・ブラッドベリの小説『華氏451度』(1953年)に由来し、記憶ではなく、敢えて忘却に主軸を起き、取るに足らないもの、語られないもの、など記憶されえない無数のものを取りげる。世の中の実益にはならないかもしれず、忘却されるだけかもしれないと分かりながら、何かに抗う芸術的態度を取り上げる。
また、森村は会見の中で、「子どもたちに、お子様ランチではなく、敢えて本格的なフルコースを食べてもらいたい」と、子どもたちに積極的に来場して欲しい意図を明らかにし、子ども向けのガイドブックの制作についても言及した。

参加アーティストの発表は夏以降の会見となるとのこと。

横浜トリエンナーレ2014
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
2014年8月1日(金)ー11月3日(月)
http://www.yokohamatriennale.jp/

(文中敬称略)

Copyrighted Image