2012年のオリンピック開催に併せてロンドンに新しいアートスペースがオープンする。
新しいスペースとなる建物は、サーペンタイン・ギャラリーが立地するケンジントン・ガーデンズ内に1765年に建てられ、現在はケンジントン・ガーデンズの事務所および倉庫として使われている。この建物の新たな使用案が王立公園によって2009年に募集され、ザハ・ハディドの改装による新たなスペースを提案したサーペンタイン・ギャラリーがコンペティションを制した。
最終選考にはサーペンタイン・ギャラリーの他、ダミアン・ハーストの個人コレクションおよび近代絵画を扱うロンドンのハルシオン・ギャラリーの2案が残っていた。
新スペースはイギリスに長く在住し、今年死去したアメリカ人モーティマー・サックラーによる寄付で建てられ、サーペンタイン・サックラー・ギャラリーと名付けられる予定である。