2012年1月12日から1月15日まで、アートステージ・シンガポール2012が開催される。2011年より開始され、今年で2回目となる。
会場はマリナ・ベイ・サンズのコンベンション＆エキシビションセンター。100以上のギャラリーが4日間に渡り作品を展示し、同時に連続講演会などのイベントも多数開催される。
日本からの参加ギャラリーは、オオタファインアーツ、カイカイキキギャラリー、小山登美夫ギャラリー、ミヅマアートギャラリー、タクロウソメヤコンテンポラリーアートなど。またヨーロッパから、ホワイトキューブ（ロンドン）や、ヴィクトリア・ミロ（ロンドン）、マッシモ・デ・カルロ（ミラノ）なども参加する。
アートステージ・シンガポールは、香港と並んでアジアのアートマーケットを牽引するべく、欧米のアートフェアとは違うアジアの文脈でのフェアを目指す。特に最近勢いを見せているインドネシアや中国のコレクターを呼び込もうと、美術作品を免税にする保税倉庫を設置するなど、国をあげてアートビジネスを支援している。
アジアのコレクターの嗜好を反映してか、作品は具象絵画や具象彫刻、自然素材をつかった彫刻やインスタレーションなどが中心となっている。
予定されているイベントのうち、主なものは下記のとおり：
1月12日（木）
14:00–21:00 アートステージ・シンガポール
17:00［講演］日本の現代美術のオリジナリティー
1月13日（金）
14:00–21:00 アートステージ・シンガポール
15:00［講演］東南アジアに現代美術はあるのか？
1月14日（土）
12:00–21:00 アートステージ・シンガポール
09:00 ワールド・ハグ・デー（イベントプラザにて）
14:00［講演］ベルナール・ヴネ / 自然の風景と都市の風景における彫刻（アーティストトーク）
16:30［講演］フィリピンの現代美術
19:00［講演］インドネシアの現代美術
1月15日（日）
12:00–18:00 アートステージ・シンガポール
14:00［講演］タイの現代美術――その現在と未来
16:30［講演］アジアの現代美術
フェアと各イベントについての詳細はアートステージ・シンガポールのウェブサイトを参照。
（文中敬称略）
Art Stage Singapore
http://www.artstagesingapore.com/