高松市美術館、リニューアル・オープン

田中敦子「電気服」1956年(86年再制作) © Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association

2016年3月26日、昨年1月より改修のために休館していた高松市美術館が再開。リニューアル・オープン記念として、『高松市美術館コレクション展—いま、知りたい私たちの「現代アート」』を開催する。

1988年に開館した高松市美術館では、建物や設備の経年劣化を考慮し、「文化芸術の発信拠点としての機能強化」を基本方針のもと、美術館本来の機能である「展示・収蔵機能」の強化、カフェ、ミュージアムショップの新設、ユニバーサルデザイン対応の拡充やエコ化対策などに取り組むべく、改修工事を実施した。

リニューアル・オープン記念の企画『高松市美術館コレクション展—いま、知りたい私たちの「現代アート」』では、同館の現代美術コレクションから、岡本太郎や田中敦子、赤瀬川原平、河原温、草間彌生、森村泰昌、奈良美智、塩田千春など、戦後日本美術を代表するアーティストによる約110点の作品を紹介する。

会期前夜には石田尚志による映像パフォーマンス、会期中には美術史家の山下裕二と本展出品作家の山口晃による記念講演会「戦後美術史放談会」や同館アート・ディレクターの篠原資明による記念講演会「新しみつつ振りかえる現代アート」を実施。そのほか、１階図書コーナーで特別展示を行なう藤本由紀夫と美術家の杉山知子によるワークショップなども開催。

高松市美術館：
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/

瀬戸内国際芸術祭2016連携事業リニューアル・オープン記念
高松市美術館コレクション展—いま、知りたい私たちの「現代アート」
2016年3月26日（土）-4月17日（日）
開館時間：9:30-19:00 入館は閉館30分前まで
ただし、初日は10:30から開場。また、日曜および3/26、4/2は17:00に閉館。
会期中無休
企画：