ウォーホルの自画像、過去最高額の31億円で落札

5月11日、ニューヨークのクリスティーズで開催された「Post-War and Contemporary Art」[戦後・現代美術]のイブニングセールにおいて、アンディ・ウォーホルによる1963–64年の自画像が3,844万ドル(約31億2,000万円)で落札された。予想価格は2,000万~3,000万ドル。また、AFP通信によると、ウォーホルの自画像のこれまでの最高落札額は昨年5月の3,260万ドル(約26億4,000万円)であり、今回新たに最高落札額が記録された。16分間にも及ぶ異例の競り合いを経て、電話による参加者が落札した。


Andy Warhol, Self-Portrait (1963–64), acrylic and silkscreen ink on canvas, in four parts, overall: 101.6 x 81.3 cm. Photo courtesy Christie’s.

同オークションではウォーホルの作品は8点出品されており、落札価格の合計はおよそ9,100万ドル(約73億7000万円)となった。ウォーホル以外に、シンディ・シャーマン、サイ・トゥオンブリー、ウルス・フィッシャー、アンゼルム・キーファーなど他の美術家7名も、彼らの作品における最高落札額を更新した。また、オークション全体の総落札額は3億168万ドル(約244億3,600万円)となり、ロイター通信によるとリーマンショック前の2008年5月以来の最高を記録した。

Christie’s: Post-War and Contemporary Art
Evening Sale, May 11
http://www.christies.com/features/auctions/0511/pwc/

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