公募|おおさか創造千島財団

2014年12月8日より、一般財団法人おおさか創造千島財団による、大阪における創造活動に対する助成金対象事業の公募がはじまっている。

公募対象は、昨年に引き続き、アーティストらの活動資金の一部を支援する「創造活動助成」とクリエイティブセンター大阪(CCO)の無償提供および活動資金の一部を支援する「スペース助成」の二種類。ただし、今回より、助成金額の上限が50万円から100万円に変更され、スペース助成に関しては、同施設をより有効に活用するため、2年連続の申請を受け付けるほか、宿泊施設「AIR大阪」の利用に付いても助成が行なわれる。

応募締切は2015年1月15日(木)必着。助成プログラムの詳細や申請書の入手方法など、応募方法に関する情報は、公式ウェブサイトを参照。選考方法は、大阪の魅力向上・創造環境整備への寄与、独創性、実現性、波及性、助成金の必要性などを踏まえて、有識者からなる選考委員会が選考し、理事会の承認を得て決定される。選考の結果は、2015年4月上旬に各申請者に書面で通知される予定。

一般財団法人おおさか創造千島財団は、千島土地株式会社の設立100周年を記念して、2011年11月1日に設立され、翌年から公募助成事業を実施している。とりわけ、名村造船所大阪工場跡地を中心とした北加賀屋地区を拠点に、アートを切り口とした地域活性化に取り組んでいる。今回募集している助成事業のほか、同地区で活動するアート関係者、団体などと連携して活動資金の一部を助成金として交付する「パートナーシップ助成」を非公募で行なっている。

2014年度は、特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)による「釜ヶ崎芸術大学 in ヨコハマトリエンナーレ2014」や、現在開催中のアートエリアB1による「鉄道芸術祭 vol.4 音のステーション」などが創造活動助成に選ばれ、日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル(ニパフ)実行委員会による第20回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル(ニパフ’14)などがスペース助成に選出されている。

おおさか創造千島財団:http://www.chishimatochi.info/found/

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