【PR】とよたデカスプロジェクト2016 — アートプロジェクトの企画案募集

「とよたデカスプロジェクト」事務局では、愛知県豊田市の地域資源や課題に向き合い、新しい可能性を参加者と共有したり、市内外へ発信することを目的としたアートプロジェクトの企画案を募集している。

とよたデカスプロジェクトとは、アートプロジェクトと豊田市の自然や歴史、町並み、建物、特産品、そこに暮らす人々やその営みなどを結びつけ、その魅力を発信していく事業の企画案を募集する公募制度。また、同プロジェクトでは、事業の実現を通じて、地域住民や関係者と連携しながら、企画立案から実施まで総合的にマネジメントできる人材の発掘と、応募者自身が実践を積みながらスキルアップを図ることを目的としている。

2013年の設立以来、足助の古い町並みの中にある元料亭の空家を会場にした展覧会、豊田市内や近郊を拠点とするアーティストによるオープンスタジオ、ワークショップ型の映像製作プロジェクト、小原地区の熊野神社の農村舞台で地元の和紙を使って上演されるインドネシアの伝統的な影絵芝居ワヤンクリ、鞍ケ池公園にまつわる思い出をインタビューや写真収集、ワークショップなどを通して共有するプロジェクトなど、さまざまな企画が実施されている。


農村舞台でワヤンクリ

とよたデカスプロジェクト2016では、2016年4月から12月までの期間に開催する事業を募集。募集コースは、小規模な事業を対象とした「ぷちデカスコース」、参加者見込が100人以上の事業を対象とした「デカスコース」、豊田市能楽堂を会場とする事業を対象とした「ここデカスコース」のほか、とよたデカスプロジェクト採択経験者を対象とした「でらデカスコース」やパートナーシップ事業に分かれている。募集内容は、美術、映像、音楽、舞台芸術、伝統文化、芸能などジャンルは不問。公演、展示などの鑑賞型の事業については、できるだけ多くの人が参加できる機会を設けるよう、ワークショップを開催することを必須としている。開催場所は豊田市内に限るが、応募資格は豊田市内在住に限らない。

応募された企画案の中から、第1次選考の書類審査、第2次選考の審査会での公開プレゼンテーション(「ここデカス」「デカスコース」のみ)を経て、採択事業と評価結果に応じた賞が決定する。審査員を務めるのは、島敦彦(愛知県美術館館長)、渡辺英司(アーティスト/名古屋造形大学非常勤講師)、吉田有里(アートコーディネーター/名古屋・港まちづくり協議会)、小島香代子((公財)髙橋記念美術文化振興財団評議員)の4名。

採択された企画には、コースや賞に応じて賞金が授与されるほか、参加者同士のコミュニケーションや新しい出会いの機会の設定、リーフレットやホームページ掲載などによるプロモーション、公式報告書作成などによる取り組みの紹介といった形での支援が行なわれる。

応募締切は3月22日(火)必着。詳細は、公式ウェブサイトの企画案募集ページを参照。なお、誰でも傍聴自由のとよたデカスプロジェクト2015報告会が1月31日(13:30-16:15予定)に豊田市中央図書館7階会議室で開催される。

とよたデカスプロジェクトhttp://decasu.jp/


Both:足助ゴエンナーレ2015

Copyrighted Image