ブリヂストン美術館、来年5月18日より長期休館

2014年11月17日、石橋財団ブリヂストン美術館は2015年5月18日より、ビルの建て替えのために数年間の長期休館に入ることが発表された。なお、同美術館では長期休館前の最後の展覧会として、「西洋近代美術」「日本近代美術」「戦後美術」の3章、厳選された約160点からなるブリヂストン美術館コレクション展『ベスト オブ ベスト』を2015年1月31日から5月17日まで開催する。

1952年、株式会社ブリヂストン創業者の石橋正二郎がブリヂストン美術館を開設し、自らのコレクションの公開をはじめた。56年に財団法人石橋財団設立、61年に石橋所蔵のほとんどの美術品が財団へと寄贈され、現在のコレクション展示の核をなしている。その後、同美術館はコレクションの充実を図りながら所蔵品を中心とした企画展を年に4、5回開催するほか、土曜講座やギャラリートークなどを実施している。

ブリヂストン美術館では、現在、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ・コレクション所蔵作品を中心としたウィレム・デ・クーニングの60年代の作品を紹介する企画展のほか、昨年収蔵したピエール・スーラージュの「絵画 2007年3月26日」の初公開を含む、「印象派から抽象絵画まで」をテーマとしたコレクション展を開催している。

東京では、ブリヂストン美術館のほか、東京都写真美術館が既に大規模改修工事のために休館(2016年秋再開予定)、森美術館が現在開催中の『リー・ミンウェイとその関係展』終了後に、施設および各種設備の修繕と展示空間の改修のために休館(2015年4月25日再開予定)に入る。一方、2011年11月より休館となっていた東京都庭園美術館は、約3年にわたる大規模改修工事を経て、今週土曜日(11月22日)にリニューアルオープンする。

ブリヂストン美術館:http://www.bridgestone-museum.gr.jp/

ブリヂストン美術館コレクション展『ベスト オブ ベスト』
2015年1月31日(土)-5月17日(日)

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