第15回バロワーズ賞はジェニィ・ティッシャーとケマン・ワ・レフレーラに

2013年6月11日、第15回バロワーズ賞にジェニィ・ティッシャーとケマン・ワ・レフレーラが選出された。
ジェニィ・ティッシャーは1979年ハイデルベルク生まれ。現在はベルリン在住。刺繍や裁縫といった技術を用いたり、さまざまな素材、色彩、形、テキストを組み合わせた立体作品を制作している。ケマン・ワ・レフレーラは1984年ケープタウン生まれ。現在はヨハネスブルク在住。巨大なドローイングやインスタレーション、パフォーマンスや写真などさまざまなメディアを用いて、南アフリカの過去、現在の社会的問題に言及している。
同賞は、バーゼル市に本社をおく保険会社バロワーズがスポンサーとなり、アート・バーゼルの「アート・ステートメンツ」部門に出品された若手アーティストを対象とし、毎年二名に賞金30,000スイスフラン(約309万円)が与えられる。さらに、バロワーズは受賞アーティストの作品群を購入し、ハンブルガー市立美術館とウィーン・ルードヴィヒ財団近代美術館にそれらを寄贈する。(これまでには、左記の美術館以外のヨーロッパの主要美術館への寄贈も行われている。)昨年はサイモン・デニーとカーステン・フォーディンガーが受賞、過去にはサイモン・フジワラ(2010年)、ヤン・ヘギュ(2007年)、ティノ・セーガル(2004年)、モニカ・ソスノヴスカ(2003年)らが受賞している。

Baloise Art Prize:http://www.baloise.com/en/responsibility/art.html

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