クリスティーズ香港、全作品落札

2010年5月29日香港国際アートフェアと同時期に開催されたクリスティーズ香港のアジア現代美術および中国20世紀美術のイブニングセールは、アジアで開催されたオークションでは初の全作品落札、総売上は3億300万香港ドル(およそ35億円)にのぼった。
セール最初に登場した王沂東「静静的河谷」がまず662万香港ドル(およそ7800万円)で落札され、幸先よくスタート、2番目に登場した陳逸飛「弦楽四重奏」(1986年)はこの日の最高額となる6114万香港ドル(7億2000万円)で落札された。日本人作家では鴻池朋子の「第3章 遭難」(2005年)が206万香港ドル(およそ2400万円)で、山口晃の「四天王」(持国天、増長天、多聞天、広目天)(2006年)は194万香港ドル(およそ2300万円)で落札された。オークション会場は人が溢れるほどの大盛況であったが、セール結果も当初の予想をおおきく上回るものとなった。

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