サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2012:ヘルツォーク&ド・ムーロン+艾未未

サーペンタイン・ギャラリーは、毎年恒例となった建築プロジェクトであるパビリオンの、2012年のデザインについて、ヘルツォーク&ド・ムーロンと艾未未に依頼することを発表した。スイス人建築家ユニットのヘルツォーク&ド・ムーロンと中国人の現代美術家で建築家の艾未未との間のコラボレーションは、2008年の北京オリンピックの主会場である北京国家体育場(鳥の巣)の設計以来である。

2012年のパビリオンは、過去のパビリオンの歴史を回顧するデザインが予定されているとのこと。これまでのパビリオン、そして新たなパビリオンを表す12本の柱が1.5メートルの高さで屋根を支え、その下の地面もまた1.5メートルほど掘り下げ、考古学的なアプローチを以て来訪者に過去のパビリオンの軌跡を見せる。

ロンドンのケンジントン・ガーデンズにあるサーペンタイン・ギャラリーの建築プロジェクトは、2000年から始まり、本館に隣接する草地に夏季限定のカフェ兼休憩所としてサーペンタイン・ギャラリー・パビリオンを設営している。これまでにはザハ・ハディッド(2000年)、ダニエル・リベスキンド+アラップ(2001年)、伊東豊雄+セシル・バルモンド+アラップ(2002年)、オスカー・ニーマイヤー(2003年)、アルヴァロ・シザ+エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ+セシル・バルモンド+アラップ(2005年)、レム・コールハース+セシル・バルモンド+アラップ(2006年)、オラファー・エリアソン+シェティル・トールセン(2007年)、フランク・ゲーリー(2008年)、SANAA(2009年)、ジャン・ヌーヴェル(2010年)、ピーター・ズントー(2011年)らが手がけている。

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