インド初のビエンナーレ『コーチ=ムジリス・ビエンナーレ』が2012年にスタート

2012年より南インドのケララ州コーチおよびムジリスでインド初のビエンナーレ、『コーチ=ムジリス・ビエンナーレ』がスタートする。主催はコーチ・ビエンナーレ財団がムジリス文化遺産財団の協力を受けておこない、ケララ州観光局の支援を受ける。

コーチ・ビエンナーレ財団の設立者はケララ州出身のアーティストで、インドの現代美術界でも注目を集めるボース・クリシュナマチャリとリヤス・コムのふたりのアーティスト。クリシュナマチャリは現在ムンバイ在住のマルチメディアアーティストで、キュレーターとしても活躍しており、2008年ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで行なわれ各地を巡回した『Indian Highway』展他数々のグループ展の企画に携わる他、ムンバイに2009年にオープンしたアートスペース、ギャラリーBMBの運営にも関わっている。もうひとりのリヤス・コムは彫刻作品やインスタレーション作品を制作しているアーティストで、2007年のヴェネツィア・ビエンナーレの企画展に参加した。

なお、『コーチ=ムジリス・ビエンナーレ』の参加アーティストやテーマなどの詳細は未定。

インドでは1968年からニューデリーにおいて国立ラリット・カラ・アカデミーの主催でトリエンナーレ・インディアが行なわれており、インドで最大の国際現代美術展であったが、2005年を最後に開催がストップしていた。

コーチ=ムジリス・ビエンナーレ
公式ホームページ http://www.kochimuzirisbiennale.org/

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