RIBAスターリング賞、ウィザーフォード・ワトソン・マン・アーキテクツが受賞

2013年9月26日、王立英国建築家協会(RIBA)は、同国で最も権威ある建築賞であるRIBAスターリング賞を、ウィザーフォード・ワトソン・マン・アーキテクツが改修したアストリー城(ウォリックシャー)に授賞する旨を発表した。

そのほか、グラフトン・アーキテクツによるアイルランドのリムリック大学、ホーキンス/ブラウンとスタジオ・エグレット・ウェストが手掛けたシェフィールドのパークヒル、アリソン・ブルックス・アーキテクツによるニューホール・ビー[サウス・チェイス・ハウジング]、ナイアル・マクラフリン・アーキテクツによるオックスフォードの司教エドワードキング教会が最終選考に残った。

同賞はイギリスで最も重要な建築家のひとりであるジェームズ・スターリングの名を冠して、1996年に創設された。対象となるのは、過去一年間、同国に事務所をおく建築家によってEU域内に設計、建設された建築。受賞者には賞金として20,000ポンド(約316万円)が授与される。

第25回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞したデイヴィッド・チッパーフィールドや新国立競技場コンペで最優秀賞を受賞したザハ・ハディドが過去に受賞している。なお、新国立競技場に関して、JIA MAGAZINE 295号(8月号)にて建築家の槙文彦が「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」と題した論考を発表。来月11日に建築家の有志で構成された新国立競技場を考えるシンポジウム実行委員会による「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」が東京都渋谷区の建築家会館本館ホールで開催される。

RIBAスターリング賞:http://ribastirlingprize.architecture.com/

シンポジウム「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」
パネリスト:槇文彦、陣内秀信、宮台真司、古市徹雄(兼進行)
2013年10月11日(金)18:00-20:00
建築家会館本館ホール
定員:200名(定員を超えた場合は別室にてモニター上映の予定)
一般:1000円、学生:500円
詳細は下記ウェブサイトを参照
https://www.facebook.com/kokuritsu.wo.kangaeru

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