第19回文化庁メディア芸術祭

2016年2月3日、第19回文化庁メディア芸術祭受賞作品展が東京・六本木の国立新美術館を中心に開幕する。

文化庁メディア芸術祭では、1997年以来、同時代のテクノロジーや社会状況に対する批評的な視点を示唆し、多様化する価値観に対する想像力の共有をもたらす表現を、さまざまな事業を通じて国内外に広く紹介している。

中心的な会場のひとつ、国立新美術館では、アート部門の大賞を受賞したチュン・ワイチン・ブライアンの「50.Shades of Grey」をはじめ、昨年11月末に発表されたアート、エンターテイメント、アニメーション、マンガ、各部門の受賞作品や飯村隆彦など功労賞受賞者の功績を展示。

また、アート部門優秀賞を受賞したマルセリ・アントゥネス・ロカの「Ultraorbism」の上演を、東京・千代田のセルバンテス文化センターで2月4日に開催(要予約)。TOHOシネマズ 六本木ヒルズでは、同じくアート部門新人賞を受賞したルイス・ジャック・ホートン・スティヴェンスの「Gill & Gill」やアニメーション部門の受賞作品を上映。六本木のスーパー・デラックスではラウンジトーク&ライブパフォーマンスを開催するなど、国立新美術館以外の会場でもさまざまなプログラムが展開する。

そのほか、会期中には、「想像力の共有地〈コモン図〉」と題したテーマシンポジウムや、文化庁メディア芸術祭海外参加事業の報告会、さらに、インターネット配信番組「DOMMUNE」を使ったトークイベントなどを開催する。各種プログラムや申込などは、公式ウェブサイトを参照。

第19回文化庁メディア芸術祭http://j-mediaarts.jp/

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