第19回岡本太郎現代芸術賞

2016年2月2日、財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団および川崎市岡本太郎美術館は、第19回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)を、三宅感に授賞すると発表した。また、岡本敏子賞は折原知江、特別賞は笹岡由梨子がそれぞれ受賞した。

岡本太郎現代芸術賞は、既成の価値観を否定し、圧倒的な行動力と批判精神で世界に対峙した故・岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」を問うべく創設された。1997年にはじまり、現在では若手作家の登竜門のひとつとして知られている。グランプリとなる太郎賞には200万円、準グランプリの敏子賞には100万円、特別賞には総額50万円が授与される。今年度は、応募された485点の中から入選者23名/組のアーティストが入選を果たした。各賞の審査は、椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)、平野暁臣(空間メディアプロデューサー、岡本太郎記念館館長)、北條秀衛(川崎市岡本太郎美術館館長)、山下裕二(美術史家、明治学院大学教授)、和多利浩一(ワタリウム美術館キュレーター)が務めた。

受賞者および入選者の作品を展示した『第19回岡本太郎現代芸術賞』展は、川崎市岡本太郎美術館で4月10日まで開催。

岡本太郎現代芸術賞http://www.taro-okamoto.or.jp/info/taroaward.html

『第19回岡本太郎現代芸術賞』展
2016年2月3日(水)-4月10日(日)
川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/

入選作家(50音順)
井田大介/岩村遠、鹿毛倫太郎、古賀睦/折原智江/楷の会 林楷人/川久保ジョイ/國本翼/笹岡由梨子/関川耕嗣/TEAM WARERA/辻元百合子/坪井康宏/二藤建人/花沢忍/原田武/本郷芳哉/松下敦子/三角瞳/三宅感/村上佳苗/村上慧/森本孝/横山奈美/六無


「岡本太郎と前衛の作家たち」―当館コレクションより
2016年1月15日(金)-4月10日(日)
川崎市岡本太郎美術館

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