アートバーゼル香港2015


Cao Fei Same Old, Brand New Draft by artist 1 Courtesy Cao Fei

2015年3月15日から17日まで、世界37カ国・地域より233軒のギャラリーが集う、アジア有数のアートフェア「アートバーゼル香港」が香港コンベンション&エキシビションセンターで開催される。

UBSをリードパートナーに迎えたアートバーゼル香港は、ヴェネツィア・ビエンナーレの会期変更を受け、3度目の開催にして初の3月開催となる。参加ギャラリーには、ギャラリー・ギゼラ・キャピテン(ケルン、ベルリン)やアンドレア・ローゼン・ギャラリー(ニューヨーク)、TARO NASU(東京)やヨシアキイノウエギャラリー(大阪)といった29のギャラリーが初めて加わった。

179のギャラリーが参加するメイン展示「ギャラリーズ」には、日本からもオオタファインアーツ、カイカイキキギャラリー、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、スカイ・ザ・バスハウス、タカ・イシイギャラリー、タケニナガワ、東京画廊+BTAP、ミズマアートギャラリー、山本現代が参加。また、個展形式、歴史的素材を使用、明確なテーマを持ったグループ展などの条件付きの「インサイト」部門には、ユミコチバアソシエイツ、ヨシアキイノウエギャラリー、ナンヅカ、タロウナス、ミサ・シンギャラリー、ギャラリー・サイド2、スタンディングパイン、ギャラリーヤマキファインアートなどアジアにスペースを持つ34のギャラリーが参加する。同部門では、55(上海)が平川典俊の写真作品を個展形式で紹介する。そして、新進アーティストの個展・二人展形式限定の「ディスカバリー」部門には、アラタニウラノが大木裕之と高崎元尚の二人展、無人島プロダクションが加藤翼の個展で参加する。


Above: Mujin-to Production, Tsubasa Kato Abandon (Monument Valley) (2013) Courtesy of MUJIN-TO Production, Tokyo. Below: Tomio Koyama Gallery, Shooshie Sulaiman SEA Brothers Rubber Estate of 16 March (2015) Courtesy of the artist.

大規模な彫刻作品やインスタレーション作品を展示する「エンカウンター」部門は、アートスペースシドニーのエグゼクティブディレクター、アレクシィー・グラス・カントワーをキュレーターに迎える。シュシ・スライマン(小山登美夫ギャラリー)やザイ・クーニン(オオタファインアーツ)、ツァオ・フェイ[曹斐](ビタミン・クリエイティブ・スペース)、李禹煥(ククチェ・ギャラリー)など20名が、アートバーゼル香港のために新たに制作した作品を発表する。

そのほか、リ・ジェンファ[李振華]が7つの異なるテーマで構成した「フィルム」では会期を通じて38作品の上映、トークプログラムの「カンバセーションズ」と同プログラムを補完する「サロン」、アジアアートアーカイブやM+などとのコラボレーション企画も行なわれる。また、3月13日から17日まで毎夜、九龍ハーバーフロントのインターナショナル・コマース・センター(ICC)に、ツァオ・フェイ[曹斐]の「Same Old, Brand New」が投影される。同作品は、国際金融センター(IFC)モール、添馬公園、中山紀念公園など、香港市内各地から見ることができる。

アートバーゼル香港
2015年3月15日(金)-3月17日(日)※招待制の内覧会は3月14日
香港コンベンション&エキシビション センター (香港会議展覧中心)
https://www.artbasel.com/hong-kong

Copyrighted Image