グッゲンハイム美術館『YouTube Play』 最終選考にノミネートされた125作品を発表

YouTubeとグッゲンハイム美術館のコラボレーションによる『YouTube Play: A Biennial of Creative Video』で上映される候補作品として選出された125件の動画が発表された。

AP通信によると、この夏に91ヶ国から23,000件以上あった応募からグッゲンハイム美術館のキュレートリアルチームが最終選考にかける125件の候補作品を選出。これらの動画は9月20日よりニューヨーク、ベルリン、ビルバオ、ヴェネツィアのグッゲンハイム美術館各館に設置されたキオスクにおいて上映されている。

これらの動画から、グッゲンハイム美術館キュレーターのナンシー・スペクターや、アーティストのダグラス・ゴードン、シリン・ネシャット、村上隆、映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクン、ダーレン・アロノフスキー、ミュージシャンのアニマル・コレクティヴらを含む審査員による最終選考で選ばれる20作品が、10月21日にニューヨークのグッゲンハイム美術館で発表される。

著名なプロモーションビデオから学生やアマチュアによる作品までと多岐にわたる125件の候補作品にはアニメーション作品、特にストップモーションアニメーションが多く見られるという。

最終候補作品には日本人アーティスト近藤聡乃のアニメーション作品「てんとう虫のおとむらい」(2005–2006)もノミネートされている。選ばれた動画は2006年にミヅマアートギャラリーで展示した映像作品のダイジェスト版である。

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近藤聡乃「てんとう虫のおとむらい」ダイジェスト版(2005–2006 / 2010)

専用サイト http://www.youtube.com/play は日本語で表示することができる。

グッゲンハイム美術館がYouTubeを使って作品を募集

『YouTube Play: A Biennial of Creative Video』
会場: Guggenheim Museum, New York
会期: 2010年10月22日(金)– 24日(日)
http://www.guggenheim.org/new-york
http://www.youtube.com/play

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