青森県立美術館、再開

2016年3月12日、昨年9月より施設改修工事のため休館していた青森県立美術館が再開。4月16日には開館10周年記念『オドロイテモ、おどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代』が開幕する。

同展に先立ち、3月12日からの『コレクション展Ⅰ』では、「棟方志功とその時代展関連企画」として、棟方の先達となる今純三下澤木鉢郎、棟方の後輩にあたる関野凖一郎高木志朗、棟方自身の書画、さらに書籍の装幀やパッケージデザインを特集展示する。また、もうひとつの特集展示「ジャパン・アヴァンギャルド1950-1960’s」として、1950年代から60年代の日本の美術界で起こっていた「反芸術」や「ネオダダ」などの革新的な美術状況を併せて紹介する。

昨年、青森に根ざした新たなアートを探求すべく立ち上げたプロジェクト『青森EARTH2015 みちの奥へ』の成果発表展示も3月12日より開催。写真家の石川直樹、アーティストの鴻池朋子、サウンドデザイナーの森永泰弘のワークショップを通じて、県内外の参加者が見出した「青森」が三内丸山遺跡の出土資料と組み合わせて提示される。

そのほか、奈良美智マルク・シャガールの通年展示も再開。ただし、奈良のあおもり犬は積雪のため連絡通路を閉鎖しており、常設展示室からのみ鑑賞可能。

青森県立美術館http://www.aomori-museum.jp


棟方志功《柳緑花紅頌》より「侘助の柵」1955年 棟方志功記念館蔵

青森県立美術館開館10周年記念
「オドロイテモ、おどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代」展
2016年4月16日(土)-6月5日(日)
青森県立美術館
開館時間:9:30-17:00(6/1以降は9:00-18:00)入館は閉館30分前まで
休館日:4/25、5/9、5/23

コレクション展Ⅰ
2016年3月12日(土)-6月26日(日)
青森県立美術館 展示室I〜Q、棟方志功展示室

青森EARTH2015 みちの奥へ 成果発表展示
2016年3月12日(土)-3月27日(日)
青森県立美術館 展示室E

※関連企画は、公式ウェブサイトを参照。

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