ロンドンのクリスティーズに「睡蓮」など出品

クリスティーズは2010年6月23日にロンドンで行われるのオークションの目玉作品として、モネが1906年制作した「睡蓮」を3000万-4000万ポンド(およそ41億-54億円)で出品すると発表した。この同じオークションに出品されるピカソの「青の時代」の作品『アンヘル・フェルナンデス・デソト氏の肖像』の予想価格もほぼ同じ金額であり、この2作品の落札価格が注目される。

クリスティーズはこれら2作品と共にゴッホ、クリムトの作品などを含む61点でおよそ1億6400万-2億3100万ポンド(およそ221億-314億円)の売り上げを予測しており、もしこの金額に到達するとライバルのサザビーズが今年2月に達成した1億4700万ポンド(およそ195億円)を上回る記録的な売り上げとなる。

一方サザビーズは22日、2000万-3000万ポンド(およそ26億-40億円)の予想価格をつけているマネの絵画作品などで総額1億-1億4800万ポンド(およそ132億-196億円)の売り上げを期待しているようである。

クリスティーズによると、希少価値の高い歴史的な作品への関心は従来の欧米の顧客からだけでなく、ロシア、中国、中東といった地域の顧客にも見られるとのこと。
つい最近高額で落札されたジャコメッテイ、ピカソの作品に続き、新たな記録的価格を更新できるか、そしてオークションでの作品高騰は今後も続くのか見物である。

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