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50:唐津から、唐津へ — 梶原靖元の冒険(後編)

「当時と同じ素材と焼成」などと聞くと、どれほど大変な制作プロセスかと想像してしまうが、梶原メソッドはつねに明快で合理的である(*1)。考えてみればあたりまえなのだが、どんな古窯でも一定の生産システムとして稼働していた以上、非合理に長い焼成時間(三日三晩徹夜!など)や面倒くさい手順View More >

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49:唐津から、唐津へ — 梶原靖元の冒険(前編)

日本の現代陶芸は、1920年代から30年代にかけて展開した二つの運動、すなわち柳宗悦らの民藝運動(柳宗悦『陶磁器の美』1922年、『工藝の道』1928年)と、荒川豊蔵、加藤唐九郎による桃山陶復興(荒川豊蔵による筍絵陶片の発見1930年、加藤唐九郎『黄瀬戸』1933年)に発しているView More >

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48:日本の肖像 Japanese Portraits — 石川竜一、内倉真一郎、原田要介

かつてのコンポラ写真 — ストレートなスナップショットであると同時に、それが写真である事をさらけ出している写真 — の隔世遺伝的な発現として、安村崇(1972-)から前回の武田陽介(1982-)あたりまでの世代の作家たちの傾向をネオコンポラと呼んだことがある。ネオコンポラの一つのView More >

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47:自閉と距離、あるいは箱の中の光と紙の上の光

武田陽介(1982-)は、2007年、08年と連続してキャノン写真新世紀の佳作に入賞し、2009年に個展デビューして以来、徐々に頭角を現し、現在最も注目を集めている写真家の一人である。3月から4月にかけ、東京の4箇所(タカ・イシイギャラリー、タカ・イシイギャラリー モダン、空蓮房View More >

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46:陶土と形態 — 隠﨑隆一「事に仕えて」展評

菊池寛実記念・智美術館は、東京のホテルオークラの隣にある、2003年4月に開館した比較的新しい美術館だが、興味深い企画展の数々によって、すでに陶芸ファンにとっては見逃せない場所である。目下そこで、現代の備前焼を代表する作家としてつとに名高い、隠﨑隆一(1950-)の過去30年の仕View More >

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45:騙し絵の彼方 — 加納俊輔の温故知新

東京都写真美術館「日本写真の1968」展に触発されて、去年の後半は1970年代写真と牛腸茂雄にやや回数を使いすぎたようである。日本の1970年代美術および写真は、目下、海外からの熱い注目を集めており、それに促されるかのように、当時の作家たちの再評価・再検討が、遅ればせながら各地のView More >

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