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追悼-東谷隆司 文/都築響一

インディペンデントキュレーターの東谷隆司が2012年10月16日に亡くなった。1999年に世田谷美術館で『時代の体温』という日本の美術史に残る展覧会を企画した後、オペラシティギャラリー、横浜トリエンナーレ、森美術館の、いずれも立ち上げに関わった彼は、2008年に複数のキュレーターView More >

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広州のアフリカ人 文/日埜直彦

広州のアフリカ人 文/日埜直彦 Photo: Naohiko Hino 中国南部、香港の西側、内陸に入り込んだ珠江デルタに中国第三の人口を抱える都市、広州がある。北京や上海の国際都市としての発展ぶりと比べると対外的には影が薄く、仕事上の必要でもなければ特に訪れたくなる都市ではないView More >

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追悼-多木浩二 文/八束はじめ(建築家、建築批評家)

多木浩二さんが亡くなられた。私などとはちょうど20歳の開きがあるのだが、常に対等の目線で話される方であった。近年は検査入院をされたりと、お目にかかる機会もなかったのだが、多木さんが最後まで全幅の信頼を置いておられた建築家坂本一成さんからは、連絡されたらお喜びになるよといって頂いてView More >

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追悼-中原佑介 人間と物質のあいだに 文/南嶌宏(美術評論家)

写真提供: 兵庫県立美術館 戦後の現代美術界を牽引されてきた中原佑介先生の訃報に触れ、いまだにその死を受け止められないでいる。昨年の針生一郎先生の死に際しても、また先んじる東野芳明先生の死に際しても、毅然として感情的な表情を見せず、何かを懐かしんでも、そこには何も生まれない。終わView More >

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崔在銀:「アショカの森」のボルヘス 文/南嶌宏

崔在銀「アショカの森」(2010)インスタレーション 撮影:武藤滋夫 提供:原美術館 *以下「Lucy」以外同様 アーティストの口から訪れたこともない街の名が、あたかもその街に住み、幾ばくかの人生の意味を引き受けることになる、その街での出来事を懐かしむように語られることがある。 View More >

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