<高松市美術館>グランマ・モーゼスと近代絵画

グランマ・モーゼス(1860‐1961、本名 アンナ・メアリ・ロバートソン)はアメリカ北西部に生まれ、夫と共に農業で生計を立てていましたが、やがて72歳頃からは空いた時間に刺繍絵を作るようになり、75歳頃からは絵を描くようになりました。田園地帯の風景と人々の暮らしを、素朴なタッチで丹念に描いた彼女の絵はやがて評判を呼ぶようになり、1940年80歳の時にはニューヨークの画廊で初個展が開かれ、以後現代に至るまで「グランマ・モーゼス(モーゼスおばあちゃん)」の愛称と共に、多くの人々から愛され続けています。

このたびの展覧会では、国内最大規模のグランマ・モーゼス コレクションを有する、損保ジャパン東郷青児美術館から貴重なグランマ・モーゼス作品25点を特別にお借りし、その魅力を存分にご堪能いただきます。またあわせて、同美術館コレクションの中から、優美で詩情あふれる女性像により人気を博した東郷青児(1897-1978)をはじめ、印象派の巨匠、ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841‐1919)、深い精神性に満ちた世界を描き続けた、ジョルジュ・ルオー(1871‐1958)、20世紀最大の巨匠、パブロ・ピカソ(1881‐1973)らによる近代絵画の名作、約80点をご紹介します。

生きる喜びをキャンバスの上に描き続けたグランマ・モーゼスの珠玉の作品と、新しい絵画表現を果敢に探求し続けた近代の画家たちの作品を、この機会にぜひお楽しみください。

会期 平成25年9月7日(土)~平成25年10月14日(月・祝)
休館日 9/9(月)、9/17(火)、9/24(火)、9/30(月)
開館時間 月~土曜日・祝日(9:30~19:00)/日曜日(9:30~17:00)
※入室はいずれも閉館30分前まで
入場料 一般1000円(800円)、大学生500円(400円)、高校生以下無料
※( )内は前売りおよび団体20名様以上の料金
※身体障害者手帳・療育手帳または精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料

主催:高松市美術館
後援:朝日新聞高松総局/NHK高松放送局/OHK岡山放送/産経新聞社高松支局/山陽新聞社/RSK山陽放送/四国新聞社/KSB瀬戸内海放送/TSCテレビせとうち/RNC西日本放送/毎日新聞高松支局/読売新聞高松総局
協力:損保ジャパン東郷青児美術館/損保ジャパン/香川大学

※展覧会関連イベント等は「高松市美術館公式サイト」よりご確認ください。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/index.html

Copyrighted Image