高松市塩江美術館 所幸則展 One Second 2008-2012

高松市塩江美術館では、国内外でその活動が高く評価されている高松市出身の写真家所幸則の個展「One Second 2008-2012」を開催いたします。

所(1961-)は、大阪芸術大学写真学科卒業後、東京へと拠点を移し、デジタルやアナログの手法を凝らした写真を撮影します。その作品は時代の先端を行くハイパーメディアマガジンやファッション誌、写真誌、情報誌を彩り、同時代の私達に鮮やかな印象を与えてきました。一方で1992年の世界写真見本市「フォトキナ92」で“世界の新しい表現者”の日本代表に選ばれるなど国際的に活躍しています。2007年より、住み慣れた東京・渋谷の街をモノクロで撮影することで、自らの原点への回帰を模索し、その写真スタイルを大きく変換させました。

今展では、2012年の所幸則の故郷への移住を機に、2008年より確立した1秒で被写体を捉える技法によって撮影された作品を香川で初めてご紹介します。瞬間ではなく、私達に身近な「One Second」という時間の経過が切り取られた作品には、街や人の息遣いが光と影により焼き付けられています。所が長く拠点とした渋谷を中心に、パリ、ニューヨーク、上海、そして、アートとして故郷を記録するプロジェクトを手がけ始めた高松などの都市を題材とした風景写真のほか、女性の美しさを閉じ込めたシリーズ「ほんとうにあったように思えてしまう事」や、コシノヒロコとのコラボレーションによる作品など約30点を展示します。作家自身によるイベントも合わせて開催いたしますので、この機会にぜひご来場ください。

◇展覧会概要

展覧会名: 所幸則 One Second 2008-2012
開催期間: 平成24年10月26日(金)~12月9日(日)
開催場所: 塩江美術館企画展示室
開館時間: 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
入館料:  一般300円 大学生150円(常設展観覧料含む/団体は20名以上2割引)
      高校生以下、65才以上の方(長寿手帳等が必要)、障害者手帳等の保持者は無料
休館日:  月曜日
主催:   高松市塩江美術館
協賛:   株式会社シグマ

◇イベントほか詳細は、高松市塩江美術館ホームページをご覧ください。

http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/5041.html

Copyrighted Image