<高松市美術館> 小さな世界へようこそ!


(照屋勇賢《告知-森:マディソンアベニュー、NYC(マクドナルド袋6つセット)》2011年©Yuken Teruya Studio)

─ 5人のアーティストと美術館コレクションのすてきな出会い ─

 小さなもの。例えば、指や首元でキラキラと輝くジュエリー、パソコンなみの機能をもつ携帯電話、工芸品のように精巧に作られたお菓子。豊かな内容がぎゅっと凝縮されたこれら小さなものは、私たちの心をとらえてやみません。
 このたびの展覧会では、5人のゲスト・アーティストが「小さな世界」をテーマに、それぞれの作品と高松市美術館コレクションを組み合わせて、ユニークな展示空間の創出に挑みます。伊藤存(いとうぞん)は、小さなオブジェをしりとり形式でその名前順に多数並べていく《しりとりおきもの》約100点を出品。開発好明(かいはつよしあき)は、発泡スチロールを用いて日本古来の小さな空間である「茶室」を展示室内に出現させます。須田悦弘(すだよしひろ)は木彫でリアルに表現した草花を絶妙の仕方で展示し、その場をユニークな空間へと変容させます。照屋勇賢(てるやゆうけん)はファーストフードの紙袋など身近な素材を用いて、環境や経済など世界を取り巻く諸問題へと想像を促す作品を制作。渡辺おさむ(わたなべおさむ)はお菓子やフルーツの食品サンプル技術を用いてカラフルでポップな世界を作り出します。
 アーティストたちが、自作と美術館コレクションとのコラボレーションにより生み出す、創意あふれる5つの「小さな世界」へとみなさまをご招待します。

会 期  平成25年2月9日(土)~3月24日(日)
休館日  月曜日(ただし、2月11日(月・祝)は開館、2月12日(火)は休館)
開館時間 火~土曜日・祝日(9:30~19:00)/日曜日(9:30~17:00)
     入室はいずれも閉館30分前まで
入場料  ・一般 800円(640円) ※65歳以上も一般料金
     ・大学生 500円(400円)
     ・高校生以下無料
※( )内は前売りおよび団体20名様以上の料金
※前売券は美術館1階受付、ゆめタウン高松サービスカウンター、宮脇書店本店および南本店にて2月8日(金)まで販売
※身体障害者手帳・療育手帳または精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料

展覧会関連イベントなど、詳しい情報は高松市美術館ホームページよりご確認ください。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/ex_special/s245.html

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