<高松市美術館>高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.06/物語る物質


 高松コンテンポラリーアート・アニュアルは独創性、将来性のある作家を紹介する年に1 度の現代美術のグループ展で、2009年にvol.00として開催されて以来、今回で7 回目を迎えます。このたびのテーマは「物語る物質」。物質を新しい視点のもとで使用しユニークな世界を切り拓く6人の作家たちの仕事を紹介します。
 シルクスクリーンでインクを重ね、見る角度によって見え方が変わる平面作品を制作する小野耕石(おのこうせき、1979年岡山生まれ)。一辺5㎝の中空立方体を集積させ、緊張感あふれる磁器の造形を生み出す亀井洋一郎(かめいよういちろう、1974年香川生まれ)。超絶的な技巧により鹿の角や骨から繊細な花の彫刻を彫り出す橋本雅也(はしもとまさや、1978年岐阜生まれ)、フィールドワークで訪れた場所の風景を現地の土やアクリル絵具を用いて描く南条嘉毅(なんじょうよしたか、1977年香川生まれ)。SFや科学哲学を参照し、様々な素材からなる彫刻や映像を手がける須賀悠介(すがゆうすけ、1984年東京生まれ)。洗濯バサミなどの日常的素材を多数連結させ、圧倒的なスケールのインスタレーションを展開する高本敦基(たかもとあつき、1980年広島生まれ)。
 各作家の独自のアプローチによって、物質たちは自らの姿を大きく変貌させ、様々な「物語」を語り出すことでしょう。ぜひご期待ください。

会期:2017年10月22日(日)~11月26日(日)
会場: 美術館2階展示室
休館日:月曜日
開館時間: 9:30~19:00(但し日曜日は17:00閉館/入室は閉館30分前まで/初日10/22(日)のみ展示入室は10:15から
主催: 高松市美術館
協力: ロンドンギャラリー白金・GALLERY TAGA 2・一般財団法人さぬき生活文化振興財団
助成:一般財団法人自治総合センター

観覧料:
【一般】800円(640円)※65歳以上も一般料金
【大学生】500円(400円)
【高校生以下】無料
※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
※前売チケットは、美術館1階受付、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスカウンター、宮脇書店本店及び南本店にて10月21日(土)まで販売

お問合せ:高松市美術館 TEL087-823-1711
◇展覧会関連イベント等は「高松市美術館公式サイト」よりご確認ください。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/

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