世界的に活躍する写真家 所幸則の個展を地元香川で3年ぶりに開催。
所は、90年代からファインアートフォトグラファーとして国内外で高い評価を受け、2006年にその集大成的作品集『CHIAROSCURO 天使に至る系譜』を出版。これを機にそれまでのキャリアをリセットして、2007年からはモノクロームによる東京の渋谷のランドスケープに“時間軸”を取り入れて撮影した「渋谷One Second」シリーズ、そして新幹線の車窓から流れる風景を撮影した「アインシュタインロマンスシリーズなど、所が考える“時間的概念”は、時を重ねるごとに昇華されています。
本展は、写真集『うさぎガールと黒縁眼鏡』の出版を記念して開催いたします。今回の作品はこれまでの作品と同様に、“時間”がテーマになっています。原点に立ち返っているかのような、地元高松のかつて見慣れた風景を背景に少女（娘）が、差し込む光に向かって飛び跳ねる姿を描写しています。作者自身の人生における“時間的概念”というものが、家族（娘）をとおして表現された作品です。また、展示では「アインシュタインロマンス」シリーズのカラーバージョン作品の一部もあわせてご紹介いたします。
【期 間】2017年10月31日(火)～12月10日(日)
【時 間】9時～17時(入館は16時半まで)
【入館料】一般300円 大学生150円
※常設展観覧料を含む/団体は20名以上2割引)
※高校生以下・65歳以上・障害者手帳等所持者は無料
【休館日】月曜日(ただし休日の場合は翌日)
【主 催】高松市塩江美術館
画像「うさぎガールと黒縁眼鏡」シリーズより
【関連行事】
アーティストレクチャー
開催日：平成29年11月5日（日）
時 間：13：00～14：00
入場料：当日の観覧券が必要
内 容：所幸則氏による作品解説
トークイベント
開催日：平成29年11月19日（日）
時 間：13：00～14：00
入場料：当日の観覧券が必要
内 容：所幸則氏とゲストによるトークを開催
ゲスト：杉山武毅（六甲国際写真祭ディレクター、Gallery TANTO TENPOディレクター）
■お問い合わせ 塩江美術館tel 087-893-1800
■展覧会関連イベント等の詳細は公式ＨＰよりご確認ください。
高松市塩江美術館HP
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/shionoe/