「競・闘・争」展 後期開催中!

群馬・ハラ ミュージアム アークより

特別展示室 觀海庵では、「競・闘・争」展の後期がはじまりました。引き続き、「競う」「闘う」「争う」をテーマに、原六郎コレクションから緊迫感や猛々しさなどが表現された作品がご鑑賞いただけます。
後期の展示作品は、一目してエネルギーが感じられるはずです。


「角力図屏風」 江戸時代 (左隻部分)
土俵際の力士の攻防とそれを見守る観衆たちが描かれています。人々の芝居がかった独特な仕草が、熱気と息づかいを感じさせます。また、華やかな色彩による細密な描写も印象的です。着物の文様、ヘアスタイルにいたるまで緻密に描かれ、江戸時代初期の風俗が生き生きと伝わってきます。


岸駒 「猛虎図」 江戸時代 (一幅部分)
荒い筆致から生まれる逆立つような毛並みによって、虎の猛々しさが表現されています。口元をとらえた筆線も効果的です。岸駒(1749?-1838)は虎の絵を得意としたことで知られ、震えるような筆の運び方が特徴です。
岸駒が活躍していた頃は生きた虎を見ることはできませんでした。けれども、中国から虎の頭や手足の剥製を取り寄せ、その毛の生え方などを細かく観察することで、それまでにはなかった勢いのある虎の絵を描くことに成功したといわれています。本図は緻密な毛描きはされていませんが、それがかえって迫力あふれる画面を生み出しているようです。

勝負の緊迫感、動物たちの猛々しさを捉えた表現に注目して後期の展示をご覧ください。

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ハラ ミュージアム アーク 夏の展覧会
◆觀海庵
競・闘・争
後期 8月5日[金]-9月11日[日]
◆現代美術ギャラリー
この世界には色がある―原美術館コレクション展
7月2日[土]-9月11日[日]
*会期中毎週日曜日(2:30pmより1時間程度)、予約制にて学芸員によるギャラリーガイドおよび開架式収蔵庫(現代美術)の特別公開(中学生以上対象)を行ないます。

開館時間 9:30 am – 4:30 pm (入館は4:00 pmまで)
入館料 大人(中学生以上)¥1000 こども(3歳-小学生)¥500
休館日 木曜日(8月は開館)
交通案内 JR上越線「渋川駅」より「伊香保温泉行き」バスにて15分、「グリーン牧場前」下車。お車の場合、関越自動車道「渋川・伊香保I.C.」より8km、15分。

◇電車のご案内◇
*変更の可能性がありますので、事前に必ずご確認ください

《JR「上越・長野」新幹線利用の場合》 
〈東京駅発→高碕駅で在来線の上越・吾妻線に乗り換え→渋川駅着〉

・10:12東京発→11:01高崎着/11:11高崎発→11:35渋川着
・11:12東京発→12:03高崎着/12:20高崎発→12:44渋川着 
・12:24東京発→13:14高崎着/13:31高崎発→13:56渋川着

《JR上越線新特急「草津」利用の場合》
〈上野駅→渋川駅着〉

・ 9:00上野発→10:37 渋川着 (31号 ※土休日のみ運転)
・10:00上野発→11:43渋川着 (3号 ※土休日のみ運転)
・12:00上野発→13:45 渋川着 (5号)

渋川駅からは関越交通バスに乗り「グリーン牧場前」で下車します。
http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/shibu-ikaho-1.htm

バス停より徒歩7分で当館に到着します。

◇お車のご案内◇
関越自動車道「渋川・伊香保I.C.」より伊香保温泉に向かって8km、約15分。

高速道路について
E-NEXCOドライブプラザ http://www.driveplaza.com/

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お知らせ
■ハラミュージアムアークは本展覧会より「ミューぽん」に参加しました。ぜひご活用ください。
http://www.tokyoartbeat.com/apps/mupon

〈公式WEBサイト〉http://www.haramuseum.or.jp
〈携帯サイト〉http://mobile.haramuseum.or.jp
〈ツイッター〉http://twitter.com/#!/HaraMuseumARC

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