ショートフィルムズ・バイ・ミランダ・ジュライ [原美術館]

※当イベントは定員となりましたため、受付を終了いたしました。何卒ご了承くださいませ。
なお、ご好評につき、再度、上映会を計画中です。
実施は春ごろを予定しておりますが、詳細が決まり次第、原美術館およびイメージフォーラムのウェブサイトにて公開します。どうぞご期待下さい。


Miranda July on the set of THE FUTURE ©Aaron Beckum 2011

この度、原美術館では、マルチアーティスト、ミランダ ジュライの短編映画集を上映いたします。2008年、横浜トリエンナーレで話題の的となったインスタレーション作品『廊下』や、外国文学としては異例の人気作となった短編小説集『いちばんここに似合う人』など、多方面で着実な活動を展開するミランダ ジュライ。新春にはシアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)にて新作長編映画『ザ・フューチャー』の公開も予定されています。今回は、世界中の映画祭で上映されながら、日本ではまだ紹介されることの少ない、その短編映像作品に触れることのできる貴重な機会となります。
また、当日は小説『いちばんここに似合う人』翻訳者、岸本佐知子氏をゲストに迎え、アフタートークも開催いたします。
*大型インスタレーション作品『廊下』は、ハラ ミュージアム アーク(群馬・渋川)にて2013年3月16日[土]から6月26日[水]まで開催の「紡がれた言葉―ソフィ カルとミランダ ジュライ/原美術館コレクション」展に出品されます。

【日時】2013年1月13日 [日] 17:30-19:30(本編 計66分 + アフタートーク)

【会場】原美術館ザ・ホール

【主催】原美術館、ダゲレオ出版

【参加費(入館料含む)】一般2000円/学生1700円/原美術館メンバーシップ会員、イメージフォーラム会員1000円

【申込受付開始日】2013年1月5日[土](先着順・定員80名)

【申込方法】E-mailにてお申し込みください。メール表題に[1/13ミランダ ジュライ上映会申込] と明記の上、「お名前」「参加人数」「ご連絡先電話番号」をお知らせください。E-mail: info@haramuseum.or.jp

*受付開始日時以前のお申し込みは無効です。
*開催中の展覧会「MU[無] ―ペドロ コスタ & ルイ シャフェス」は、上映会開始時刻まで
ご覧いただけます。お早めにご来館ください。本イベントは多目的ホールでの上映会となります。

■上映作品
『アトランタ』(10分/1996年)
12歳のオリンピック水泳選手とその母(ミランダ ジュライによる一人二役)が、「金メダル獲得の夢」を視聴者に語る。
『アマチュア』(18分/1998年)
「プロ」の女性が「アマチュア」の女性(ミランダ ジュライによる一人二役)を監視カメラを使ってモニターしている。彼女は4年半観察しているが、そのアマチュアの女性とは一度も話したことがない。しかし彼女はそこに何かを読み取っている。
『ネスト・オブ・テンズ』(27分/2000年)
日常的で個人的なコントロールの手法について描いた4つの物語。そのコントロールのシステムは直感的に育まれたものである。子供と大人の発達不全の障害者が紙・リスト・怪物・自らの身体でできたコントロール・パネルを操作する。
『毎日つよくなる』(7分/2001年)
行方不明になって、見つかることについて。家族のもとから連れ去られ、数年後に戻ってきた2人の少年の話。
『HAYSHA ROYKO』(4分/2003年) 
ポートランド国際空港で、3人の人物が空間とエネルギーの交感をする。
(5作品合計66分、日本語字幕付き、上映フォーマットは全てDVD)

■アフタートーク
ゲスト:岸本佐知子(翻訳家、ミランダ・ジュライ小説『いちばんここに似合う人』翻訳者)
聞き手:山下宏洋(イメージフォーラム・フェスティバル・ディレクター)

[ミランダ ジュライ Miranda July]  
映画・現代美術・小説などマルチに領域を横断する創作活動で注目を浴びるアーティスト。1974年 米国カリフォルニア州バークレー生まれ、ロサンゼルス在住。
脚本、監督、主演を担当した初の長編映画『キミとボクの虹色の世界』(05)でサンダンス映画祭の審査員特別賞を受賞、カンヌ国際映画祭ではカメラドール(新人監督賞)を含む4部門を受賞、一躍脚光を浴びた。2013年新春、イメージフォーラム(東京・渋谷)にて公開予定の『ザ・フューチャー』(配給:パンドラ)はその長編第2作であり、ベルリン国際映画祭(11)コンペ部門に出品された。
現代美術家としても、パフォーマンス、ウェブを使ったインタラクティヴアート、サウンド(ヴォイス)アートなど多彩な表現活動を続け、ニューヨーク近代美術館、グッゲンハイム美術館、ヴェネチア ビエンナーレ、ホイットニー ビエンナーレ等で展観されている。横浜トリエンナーレ(08)に出品したインスタレーション作品『廊下』はひときわ衆目を集め、その後、原美術館に収蔵された。(2013年春、別館ハラ ミュージアム アークにて展示予定)イメージフォーラム・フェスティバル2003では彼女の短編映像作品を特集上映している。また、短編小説集『いちばんここに似合う人』(07)はフランク・オコナー国際短編賞を受賞、20カ国で出版された。次作の『It Chooses You』が新潮社より近々邦訳(岸本佐知子訳)発行予定である。

[岸本佐知子 Sachiko Kishimoto]
1960年横浜市生まれ。上智大学文学部英文科卒業。訳書 にN・ベイカー『中二階』、S・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、J・バドニッツ『空中スキップ』など多数。その他、編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』、エッセイ集に『気になる部分』『ねにもつタイプ』(第23回講談社エッセイ賞受賞)『なんらかの事情』がある。ミランダ ジュライの短編小説集『いちばんここに似合う人』は、海外文学作品としては異例 のヒット作となり大きな話題を呼んだ。

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「MU[無]―ペドロ コスタ&ルイ シャフェス」
12月7日[金]-2013年3月10日[日]

「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」
2013年3月20日[水・祝]-6月30日[日]

坂田栄一郎「江ノ島」(仮題)
7月13日[土]-9月29日[日]

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原美術館ウェブサイト
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