照明のお話・原美術館-3

今日は、東京・原美術館の階段スペースの照明についてのお話です。


撮影:渡邉修

窓の大きな階段スペースに設置された照明は、ハロゲン灯を用いた展示室とは異なり、2種類のLEDで構成されています。そして、朝、昼、夕方(夜)の3つのシーンで明るさが変化するように設定されています。お気づきでしたか?

9:00AM 朝のシーン点灯
12:00PM 昼のシーンに切り替え
4:00PM 夕方のシーンに切り替え

となっています。
それぞれ10秒かけて、ゆっくりとわずかに変化していくことで、窓から差し込む光と溶け合い、静謐な空間が生まれています。

こちらも照明家・豊久将三さんの設計によるものです。
照明のお話、第1話と2話はこちら↓
https://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/elyHpdI2TogP6q1VbDmM/
https://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/AuG8TsbNk0nUPF6YqOyJ/

展覧会とあわせて、空間全体をお楽しみいただけたら嬉しいです。

「ヤン フードン―将軍的微笑」展
5月23日(日)まで好評開催中。
http://www.haramuseum.or.jp

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